帰国体験記【2022年8月】ドイツ(→イスタンブール経由)→日本

f:id:ReiSuomi:20220408025903j:plainGuten Tag!先日無事日本に帰国しました、ふむむです

約11か月にわたるドイツ滞在は終わりましたが、これからもドイツ留学について発信していきます!本日は、帰国体験記!

 

 



無事帰国するまでに、色々なことがありました…
何かご参考になる部分があれば嬉しいですが、特にコロナ対策に関連する入国手続きは日々変化しています。こまめに外務省や在外公館、厚生労働省の情報をチェックすることを強くおすすめします!

 

航空券キャンセル事件

 

私は渡独に合わせ、旅行代理店を通して日時変更可能な往復の航空チケットをとっていました。
5月末、夏学期の試験日が最終決定し、無事にチケットの日時を変更。8月中旬にニュルンベルク→フランクフルト→羽田のルートで帰国するはずでした。

6月末、母から突然、「航空券がキャンセルされたからメールを送ったけど、既読にならないって代理店から連絡がきたよ」と連絡が。

当時、ヨーロッパ全土でコロナ禍で大幅に人員を削減した航空業界を、コロナ禍以前の水準にまで回復した夏の観光需要が直撃。イギリスのヒースロー空港やオランダのアムステルダム空港、ドイツのフランクフルト空港では深刻な人員不足の影響でロストバゲージが多発し、欧州全体で大規模な航空便の欠航が問題になっていました。

ルフトハンザ航空も国内線を中心に大規模な欠航を発表し、私が搭乗予定だったニュルンベルクーフランクフルト間の便がキャンセルされてしまったのです!

代替手段として提示された航空便も鉄道も、当初の予定から大幅に時間が変更されており、当時は9€チケットの影響でDBは大混乱、遅延キャンセルが続出していました。できれば、鉄道利用は避けたいところ。
諸々勘案して、航空券を自力で取り直すことにしました。

 

続・航空券キャンセル事件

 

本記事執筆時点(2022年10月)ほどではないですが、当時(2022年7月頃)は円安と共に燃油サーチャージが高騰しており、航空券は1年前なら信じられない値段になっていました…。

円安の影響を避けるべく、ユーロでの航空券の購入を決意。ルフトハンザは利用しないと心に決め、また寮の退居等の都合を考えニュルンベルク空港から、週末に羽田空港に降り立ちたい…!と考えた結果、直行便の利用を諦めました。

いくつかの選択肢を比較した上で、れいのイチオシ ターキッシュエアラインズ(旧トルコ航空)のニュルンベルクイスタンブール→羽田便で帰国することにしました。

これに伴い、前泊予定だったホテルをキャンセルし、寮の退去日の再変更のメールをHausmeisterに送り…様々調整し直しました。
この中で、特に面倒だったのがPCRテストです。

 

PCRテスト~「日本式」に振り回されて~

 

私の帰国予定時期(2022年8月下旬)では、日本への入国には、ワクチンの接種回数・種類に関わらず、帰国前72時間以内のPCR検査の陰性証明書が必要でした。

この制度導入時、議論を呼んだのが記載内容・書式を細かく指定した「日本式」の証明書が必要だったことです。この日本専用の陰性証明書は、限られた検査機関で高い費用を払わなければ取得できませんでした。
私の帰国時にはこの要件は緩和され、「推奨」されてはいるものの、必要な情報が記載されていれば特別な書式の陰性証明書でなくても入国できることになっていました。

しかし、実際には現場レベルではこの要件緩和が浸透しておらず、チェックイン時や搭乗時に空港職員の方に止められてしまった、というトラブルが起こっているようでした。

そこで、念のため「日本式」の陰性証明書を取得することに。
この「日本式」証明書を発行してくれる検査機関は在ミュンヘン総領事館のHPに案内があり、私はニュルンベルク空港ターミナル内の検査機関を利用しました。
予約サイトでは最初に「日本式」を選択できます。(通常の証明書より20€ほど高めのお値段で。。)


早めにMySOSでの諸申請を済ませたかったので、12時間で結果が出る検査を予約。帰国予定日の2日前に受けてきました。

ガラガラの検査場で、予約時間の15分ほど前に到着しましたが、そのまますぐに検査開始。10分ほどで終了し、無事、陰性結果が12時間後にメールに送信されてきました。その後申請したMySOSも1日ほどで青色になりました。

ちなみに、検査年月日の欄は(指示があるにも関わらず)誤ってドイツ式(日月年の順)で記入されていました。まぁドイツらしいと言えばドイツらしいですね。笑

 

いざ帰国!

 

帰国当日、午前中にバタバタと荷物の引継ぎと退居手続きを済ませ、特に問題なく空港に到着。数時間暇を持て余しつつ、チェックインの列で同じ便のトルコ人の女性と仲良くなりました。

「日本式」PCR陰性証明書とMySOSの提示を求められた後、チェックイン、荷物預かり完了。セキュリティチェック通過後、出発が45分遅れとなっており、最終的には1時間以上離陸が遅れました。

トランジットの時間に余裕がなく、なるべく早くセキュリティチェックを通ろうと覚悟を決めていましたが、いざイスタンブール空港に着くと「国際乗り継ぎの方は航空券を見せてください!」と言われ、案内されたのは搭乗フロア。

何の検査も通過していなかったので混乱しましたが、あとから知ったところによると、イスタンブール空港はその巨大さゆえ、国際線の乗り継ぎで大幅な遅延があった場合、セキュリティチェックなしのショートカットルートに案内されるそうです。

搭乗口では、MySOS、PCR検査の結果、航空券、パスポートを提示し、飛行機は定刻通りに離陸。れいから事前に聞いていた情報とは違い、機内はほぼ満席でした。

機内食 評判通り美味しかったです

イスタンブールまでは少々荒れた天気でしたが、羽田まではとても快適でした




羽田空港に到着後は、入国のため、利用されていないターミナル内を延々歩き、陰性証明書(青い紙)をもらい、税関審査と荷物回収を終え、飛行機を降りてから1時間ほどで入国できました。

 

番外、ラゲージタグ紛失事件

 

お恥ずかしい限りなのですが、今回の帰国の途中で私はラゲージタグを紛失してしまいました…
小さなクリアファイルにチケットと一緒に入れていたのですが、チケット裏面のイスタンブール空港の搭乗フロアの案内図を確認する際に落としたようです…
イスタンブール空港で気づいた際には頭が真っ白になり、ロスバゲしないことを祈りながら帰国しました。
幸い預けた荷物は無事に羽田に着いていましたが、皆様お気を付けください…

 

まとめ

 

以上、トラブル満載の帰国体験記でした。
帰国の準備については、後日別の記事でまとめたいと思います。

それではまた!Tschüss!